Saturday, October 15, 2011

Race tank

1ガロンレースキットオイルタンクレストア開始。
もう1個のクロムめっきのほうは↓
 めっきの剥離から戻ってこないので
こっちから開始。2箇所を除いて程度抜群。
おそらく純正のサフェーサーのままだったのが良かったようで
錆もひどくない。50年代初期に溶接した箇所の溶接焼けの色まで残っている。
この角度からこのタンクあんま見ないでしょ?

ちなみにこのタンク、知ってる人も多いかとは思うけど、
1951年に市販された”レースキット”の中に入っていたパーツ。
なので当然市販車には付いていない。
完璧な状態のモノは10万以上は軽く超える。
なんでそんなもんを買うのかって?

売ってるから。

タンクの中には錆防止?のために新聞紙が詰められていた。
1988年に保存されたんでしょうかねぇ。
最近特に思うのが、パーツにしても歴史があるって事。
バイクとして見るとパーツの1点1点の個性なんてのは埋もれがちなんだけど、
それぞれに様々な歴史や思いがつまっている。
そういう歴史を思い浮かべながら想像しながらレストアするととても面白い。

バイクはパーツが組み合わさってできている。オーケストラと同じで、
全ての楽器の音が上手く調和してこその曲になるわけで、
パーツ1点1点の存在意義は、当たり前だけど、とっても大きい思ってる。

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