Monday, November 7, 2011

Steering Bearings

 ステムベアリングの交換
1970TR6R。

タイヤを浮かした無負荷状態にすると、ハンドルが取られます。つまりひっかかる所があります。
上下レース、上下コーンに若干損傷が見られるのでこの際交換します。

このベアリング、1956年から1970年まで650モデルは上下とも全部同じです。
1971年からテーパーローラーベアリングです。




レース交換、ボール交換、コーン交換。
もちろん下側も全部交換。

とりあえずベアリング交換終了。

 それからドラムブレーキの整備
ドラム開けます。清掃します。

オイル切れなのでカム等清掃&グリスアップ。
ストップ&ゴーの多い東京なので、
シューは新品に入れ替えて新しいキモチでスタートしましょ。

このカムのさきっちょにはグリスニップルがあります。
カムレバーはカムに圧入されてます。結構固着してるのも多いです。
結構ぶったたいて抜く人がいて、潰れてるのが多いです。
ここは慎重にプレスで抜きますね。

上が1968年用、下が1969、1970用。違いわかります?
1968から2LSなので1968年用はワンイヤーオンリーです。
スピンドルのナットのサイズも1968年と1969~1970年用では違います。
ためになるなぁ~。

すっきり清掃。部品の程度めちゃめちゃ良いですよ。

2LS用ブレーキシューはメーカーによって随分と形状も厚みも
違ってくるので、このシューの選択によっては、色んな問題が浮上してくると思うので
的確なモノを選ばないと大変な事になります。
部品の精度、完成度がバラバラなのが英車のネックな所・・・。
まだパーツがたくさん出るだけましかっ

はい、ブレーキ完成。
ちょいリム振れが大きいので次回
ホイールベアリングを含めて調整したほうが良いかもですね。

ついでにスピンドルキャップボルト四本修正します。
だいたいここのボルト真ん中のネジ山潰れてます。
長さ調整の為に、ボルトを切って使ってあったので
純正で使われていたボルトではないですね。

キャップもスピンドルも無い状態で、ねじ込みが渋いボルトはダイスを通します。
あと、ボルトが古いという事もあるので念の為、頭に穴を開けました。
緩み防止の為ワイヤリングをします。
ロックタイトは嫌いなのでここには使いません。


次フォーク修理の際はこのボルトも交換したほうが良いかもですね。

ここが外れたり折れたりしたらホイールぶっ飛びますからね。
マン島のレースでも、走行中にホイール
ぶっ飛ばしてた人いたし。

この四本のボルトもうまく位置を出してから
入れないと、またもやねじ山潰す事になるので慎重に。
この後、ブレーキケーブルの調整に入ります。

ステムベアリング交換は、手間のかかる作業ですが、
やったあと、ちょーキモチ良いのでオススメです!

※実は携帯の機種変更をしてしまい、たくさん撮った写真を
PCに転送できず、もう1個の携帯で予備に撮った写真しかなく
部分的な写真しかありません。すんまてん。

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