Wednesday, April 1, 2015

TR5T-47E



BSAのフレームにむりやりトライアンフのスモールユニット500を搭載させたバイクが
TR5Tです。 むりやり載せた代償として、エンジン車載状態でシリンダーヘッド
の分解が滅茶苦茶困難です。エンジンの積み下ろしも超困難です。

更なる問題点として、オイルインフレームの形状があげられます。
上のネットからパクってきた写真の赤枠の部分のフレーム内に
オイルが約2.3リットル入っているんです。

ダウンチューブ下からオイルがエンジンに送られるのですが、
どうもシート下辺りのオイルが全然循環していないようです。
その為、少量のオイルだけで循環してしまうので、
オイルがすぐに汚れてしまい、洗浄効果も落ちてしまい、
冷却効果も落ちてしまい、熱に苦しいエンジンになってしまうと思われます。
オイルの性能をほぼスポイルしてしまっている状態と思います。

もう一点、この形状のオイルインフレームの代償として、
フレームの清掃が異常に困難という事です。
わかりますよね?この形状見ると。
 
ましてやピストンリングがへたっていたり、以前のオイル管理が悪かったのもあり
排気ガスが混じったオイルでフレームの中はドロドロです。

 去年オイル交換した時に撮った写真です。
フレームの中全体がこんな状態です。

 そして今回、このオイルインフレームのせいで
せっかくやったエンジンに悪影響を与えたくないので、
フレームの中を徹底的に洗浄することにしたのですが・・・・

想像以上に大変だという事にこの時点では気が付いていませんでした。
あんまり苦労話とかしたくないんですけどね。


エンジンクリーナーを用意して、
溶剤を中にぶち込み、圧力でヘドロを落とそうかと。

 前のダウンチューブから出てくる溶剤は綺麗なんですよ、やっぱ。
シート下のドレンからは写真のようにドス黒い液体しか出てきません。

ドブ・・・・

 たんまり・・・・。

洗っても洗っても
この状態が永遠と続きました。
ブラシが届けば・・・手が入れば・・・

エンジンクリーナーの圧力も
シート下まで届かないんです、結局。

 色は綺麗になってきたは良いのですが、
次に目立つのが、永遠と出てくるスラッジ。

 流しても流しても細かいのが出てきます。

うーーーん・・・。

ここからもう写真も撮る余裕が無く、
寝るのも飯食うのも惜しんで
ありとあらゆる溶剤で洗浄を続ける事
3日後・・・・

 超キレイ・・・・

てか本当に綺麗なのか?

といわけで、

 内視鏡用意しました。

マイクロSDカードが無いので直接画面を撮るという暴挙・・・。
ここ、シート下のパイプの中。

画面を撮っても分かりにくいけど、確認できたのはデカいです。

綺麗!

シート下 ドレンボルト付近。
スラッジも見当たらない。 いいねぇ、綺麗!

 ダウンチューブ・・・錆びだらけ・・・・泣
どうやらブレーキクリーナーが水分を呼んだようです・・・・
反省。

今度は錆び取りをすることにしたのですが、
錆取り剤を入れた途端、不幸中の幸いなのか、
またドス黒い液体が永遠と出てきてしまい
洗っては流しを繰り返しました。


 問題のダウンチューブ。錆取り成功。
鉄パイプのシームも見えるので相当綺麗になったと思われます。

 ガソリンタンク下のチューブ内。 マットなグレー。キレイ。


シート下チューブ内。


内視鏡で全体的に確認しましたが、
相当綺麗になったと思われますね!!

4日もかけてしまって申し訳ありませんでした。

オイルインフレーム内清掃 終了!!

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