Sunday, April 17, 2016

GP150-66

ランブレッタのエンジンをようやく組み始めました。

2ヵ月ぶりの更新ですけども、部品入手に2ヵ月かかった事は言うまでもありません。
部品が届かない、部品が不良品で再注文、間違えた部品が来て再注文
の繰り返しで本当にイライラした。

部品も沢山あるののはいいものの、どれが良いのか選ぶのが非常に難しい。
部品があるだけありがたいとは思うけども、結局無いほうが良いんじゃねーか
と思ったりもしちゃったりもします。

しかも、同じメーカーでも微妙にアップデートされたばかりの部品が存在して
店によっては古い部品を送ってきたりと変化球を投げてきます。

印象としては、世界的にランブレッタ業界は盛り上がっているように見えるんですけど、
まだ確立していない部品もたくさんあるので、見極めと諦めも必要だったりするのです。


というわけで組み始めました。 

ベアリングは信頼の日本製を選択。
 

 シールを一個外しました。

クランク側のシールは残しとく感じです。
ギアオイルの侵入をしにくくする形です。

オイルシールプレートを仮装着。
どうも納得いかない。

この写真のプレート面取してないから手を切りまくったよ。

結局これだけ試しました。最悪。
 
全部寸法が違う。

こういうのを見ると、
誰がやったかもわからないようなレストアされた
ランブレッタなんて絶対買えないっすね。

 

 最終的に選んだのがコレ。
コレも納得いかないのですが、納得がいかない中でも
個人的にこれが一番納得がいく構造でした。

しかしながら、ワンオフ部品作製追加、追加加工、構造変更をしました。
一見普通ですが、かなり複雑な取り付け構造になっています。
ボルトのトルクもバッチリ、プレートも超~まっすぐ固定されています。

ドライブ側のクランクシャフトのオイルシールがダメになって
ギアオイルをたくさん食っていたのが問題だったので、
ここからできるだけオイルを吸わないように、長持ちするように
かなり工夫しました。

ここのオイルシールはミリですが、寸法的に規格外なようで、 
一般的なオイルシールメーカーからは入手はできません。

ランブレッタ屋さんが作製するリプロにたよるしかないわけで。
でもこのシールの品質はまだ確立されていない印象です。 

とはいえ、ここは耐ガソリン性に優れるバイトンのダブルリップで決めます。
Oリングは日本製のフッ素のOリングに変更しました。

 一度組んだら一番手が届かない場所なので、
念には念を入れまくるわけです。

(続)


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