Sunday, December 23, 2018

1953 6T

最後の加工は、シートの位置を変更。

シートを前に移動して下げるといった内容。




現状のシート前側のマウントはこのような感じ。
内側からリベットで固定されてるステーが伸びて、
フレームのボスにマウント。

リアのスプリングの長さもあるので、
下げる事ができる距離はある程度限られている。

色々と観察と計測をして作業へ。

スプリングの位置も後ろ側へ変更。
スプリングマウントは、ちょうど開いていた後ろの穴へ移動予定だったのですが、
ステーの曲げ部に穴が近すぎてボルト頭がうまく座りません。


結局穴位置を前に移動しました。
光ってる方が移動した側。
で、前の溶接されてるボルトはカット。



確実に狙った位置へマウントを変更する流れ。



脱着と試作を繰り返し、





マウント部を煮詰めていく。

フレーム側のボスにシートがかなり近くなるので、
元々の内側から伸びていたステーのような構造にするのは不可能。

色々と検討した結果、外側にステーを設置することにしました。

ステーを外に設置すると、フレームボスに対して
シート側マウントの内幅が広くなってしまうのですが、
この内幅がガバガバが結構大事で、
スペーサーやシムを利用してシートの位置を調節できるのが最大のメリットですね。



ステーは、フレームに直溶接が簡単でしたが、
ここはやはり年代を考え、元通りにリベットでしょう!



ソリッドの鉄リベット。
かしめる前はこのくらい伸びています。
 

かしめるとこんな感じになります。

リベットする部分の形状や、リベット同士の距離からして
うまくかしめる事ができるか結構悩みの種だったので一安心。 




 シートカバーにはまったく影響無し。


 
フレーム側ボスに対してステー側の内幅が広くなったので、
スペーサーキットを2種類用意しました。

右寄せ用とセンター合わせ用です。 
あとは合わせる位置によってその都度シムやスペーサーで調節してください。

黒染め済み。


シートフレームとエキパイのステーは塗装しました。 


これで完成!

ビフォー




 アフター



これで全ての作業が終わりました。

(終)


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