最後の加工は、シートの位置を変更。
シートを前に移動して下げるといった内容。
現状のシート前側のマウントはこのような感じ。
内側からリベットで固定されてるステーが伸びて、
フレームのボスにマウント。
リアのスプリングの長さもあるので、
下げる事ができる距離はある程度限られている。
色々と観察と計測をして作業へ。
スプリングの位置も後ろ側へ変更。
スプリングマウントは、ちょうど開いていた後ろの穴へ移動予定だったのですが、
ステーの曲げ部に穴が近すぎてボルト頭がうまく座りません。
結局穴位置を前に移動しました。
光ってる方が移動した側。
で、前の溶接されてるボルトはカット。
確実に狙った位置へマウントを変更する流れ。
脱着と試作を繰り返し、
マウント部を煮詰めていく。
フレーム側のボスにシートがかなり近くなるので、
元々の内側から伸びていたステーのような構造にするのは不可能。
色々と検討した結果、外側にステーを設置することにしました。
ステーを外に設置すると、フレームボスに対して
シート側マウントの内幅が広くなってしまうのですが、
この内幅がガバガバが結構大事で、
スペーサーやシムを利用してシートの位置を調節できるのが最大のメリットですね。
ステーは、フレームに直溶接が簡単でしたが、
ここはやはり年代を考え、元通りにリベットでしょう!
ソリッドの鉄リベット。
かしめる前はこのくらい伸びています。
かしめるとこんな感じになります。
リベットする部分の形状や、リベット同士の距離からして
うまくかしめる事ができるか結構悩みの種だったので一安心。
シートカバーにはまったく影響無し。
フレーム側ボスに対してステー側の内幅が広くなったので、
スペーサーキットを2種類用意しました。
右寄せ用とセンター合わせ用です。
あとは合わせる位置によってその都度シムやスペーサーで調節してください。
黒染め済み。
シートフレームとエキパイのステーは塗装しました。
これで完成!
ビフォー
アフター
これで全ての作業が終わりました。
(終)
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