Thursday, August 11, 2011

A7075

去年からある実験をしていた。7075はどんくらい腐食しやすいのか。削り出しで7075のボルトを作り、ネックレスとして、約一年着用してもらった。風呂に入る時も、トイレの時も、買い物も、洗濯する時も、寝る時も、スイカ食うときも、眼鏡する時も、雨の日も、風の日も、雪にも夏の暑い日にも丈夫なネックレスに装着し、重くはなく、決して金属アレルギーが起こらず、いつも静かに笑っているときも、一日に玄米4合と、味噌と少しの野菜を食べる時も、あらゆる事を自分の勘定に入れない時も、よく見聞きし分かる時も、そして忘れず、野原の待つの林の影の、小さなワンオフのボルトを作ったガレージにいて・・・・・ともかく、一年目で写真の状態まで腐食が進んだ。今後もう少し様子を見てみることにして、東に腐食した7075があれば行ってアルマイトをしてやり、西に金属疲労を起こしたパーツがあれば、行ってその鉄の束を負い、南に不動のバイクがあれば、行って心配しなくてもいいといい、北に陰口や潰し合いがあれば、つまらないからやめろといい、日照りの時は涙を流し、寒さの夏はおろおろ歩き、みんなにマッチぼーと呼ばれ、褒められもせず、苦にもされず、そういうものに、わたしはなりたい。

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