Thursday, January 23, 2020

ベスパ ET3

 今年で自分のET3は16年目を迎える。
去年は相変わらず足として活躍したしすごい助けてくれた。 

前日も遠出をする直前にウィンカースイッチのノブが
折れてしまって頭を抱えたけど、遠出する前に壊れてくれてよかった。

不思議な事に色々な意味で助けてくれるスクーターだ。

こんなに助けてくれるのに
乗りっぱなし、雨ざらし、雪は積もりっぱなし、紫外線浴び放題にしてしまって、
ヤレヤレの状態にさせてしまっていることが申し訳なくなってきたので
感謝の気持ちを込めて整備することにした。


まず、16年間無かったハンドルロックを付けた。
サイズ選びがかなりトリッキーだった。




この日のためにフタとリベットを大事に
ジップロックで保管しておいてよかった。



 16年間鍵がかけられ無い状態だったので、
交換した。



16年間プラスチック製の
テールランプが気に入らなかったので、
SIEMのアルミ鋳物テールに変更した。



明るすぎて困る!




このグリップ、雨ざらし日ざらしで
よく16年以上もったと思うよ。
さすがに切れてきてしまったので
交換することにした。




 グリップ一つでずいぶん変わる。




メーターが上がらなくなったり
左右に振れまくってしまっていたので分解して調べた。
まぁ、オレレベルになるとメーター分解して
も何がなんだかさっぱり分からないよね。
 
しかもこういうのバラすとだいたいもとに戻せなくなるよね。


元に戻せたけど結局治らなかった。
ついでにメーターランプのソケットが壊れたのと
白のプラすちっくボディが割れてしまった。

メーターさん長い間お疲れさまでした。
 

メーターの針が上がらないのは
メーターギアとケーブルが空回りしていたので
ここも交換しちゃった。



 メーターケーブルを交換。
メーター交換にともなって取り付け部の仕様が違うみたい。 




ウェッジ球のソケットを付けてみたけど
スロットルローラーと干渉してしまうのと、
全然点灯する気配が圧倒的に無いのでやめた。 




 新しいメーターはNOSのVeglia製ホワイトパネル。
計器好きなんで、さすがにリプロのメーターとかインド製とか眼中に無かった。


ここで個人的にあまりにも意外だったのが、純正で使われていたサイズの
メーター用電球が全く手に入りそうもなかったってこと。
 
 6V0.6W?
詳しい方からの情報だと
長くもたないそう。すぐ切れるって。

だから付いてなかったのか。

 どこを探しても
まったく見つからないので世界から圧倒的に淘汰された電球っぽい。



 でも、発見してやった。
6V1W 

使えるのかどうかわからなかったけど
送料もったいないので一生分買っといた。

目を悪くしたので
旋盤がきつい。 



作った物が小さすぎて見えない!
 

純正のソケット。
作った電球用の端子を配線にハンダ付け。

長い端子を作ってあげないとバルブが緩くて
ガタガタなのとソケットが外れそうだった。 


やっぱ純正通りってのは最高に収まりが良いね! 
スプリングも程よく効いているので
ガタつきもなく良い感じにできた。 


 やったね、ついたね、明るい!必要十分!

16年も点灯してなかったから別に点灯してなくてもいいんだけど、

点灯してるのを味わうと、点灯していない状態に戻れなくなる。 
暗い寒い夜にこの暖かい光で守られてる感、いやされる感、問題無い感、
その他色々感によって満足感はんぱない。 
しかし、自分の語彙力には問題を感じるね。



うーん、白いのどがっこいい。


シートも交換しとうと思って。
紺色にグレーのパイピング。

でもロゴが入っていないのが寂しいなって思って。
 


ロゴを入れてみる事に。





 ビビッてなかなか剥がせない感ハンパない。



 まぁまぁうまくできた。


前のシートの最初から入ってた大味ピラジオより100倍良いと思った。


紺色のシートが合うかどうか不安だったけど
めちゃくちゃ良い感じになってオレ、大満足。

あとはそろそろ足回りとエンジンをやりたいかな。
でも乗れなくなっちゃうしね。タイミングを見ながらやろうかな。

(終)
 

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