Saturday, November 28, 2020

VW

 さて、ブログそのものの存在自体がもう完全に終わってるんじゃないかと思い

あまりアップする気にもならなかったんだけど、

珍しくVWの事を。 


 

2年半前にこへさんから運よく譲り受ける事に成功したVWシングルキャブ。

ヤレヤレの姿が非常に気に入っているんだけど、

やっぱり腐ってしまっている部分も多くて機能しにくい部分もある。

気にしなきゃ全然良いんだろうけどね。

 

 

 

トレジャーチェストドア。

浮いてしまっているのと、ロックあたりがおかしくて開閉がかなり大変で。

荷物を出したりしまったりを頻繁にしたいので非常に気になる点でした。 

 

 


 

パネルにかなりダメージを負ってる。

このせいかな?って思ったんだけども。

 

 

 

フレームがグサグサに腐っていて

スポット溶接も外れている部分が多いのが原因。

 

 

 

 

 

外して直している間はthesambaで入手した純正ドアを仮につけておく。

ミスマッチなDoveBlueでB級ヒッピー感を演出。

 

程度が良いだけあって形状も寸法もめちゃめちゃ合う。

開け閉めも最高にスムーズ。あたりまえか。

実は、まさか一年半もコレを付ける事になるとは思いもしなかったけど。

 

 

 


 

 
 
こりゃまいったなと。

でもこのペイントの雰囲気とヤレ具合が最高に車体にマッチしているだけに

別のドアに交換したら台無し!

 

 

 

というわけでコロナ自粛期間中にフレーム全部とってスキン一枚にしてみた。

もう鉄板自体が腐ってデコボコ。

溶接でフレームを再度付けるには錆がひどすぎるし、

ペイントも焼けてしまうため、 どうやって直すか検討もつかず

しばらく見て見ぬふりをしていたんだけど、最近やる気を出して再開。

 

 

 

 


とりあえず凹みや曲がりを出来るだけ直した。

鉄板自体がかなり伸びてしまっていて

ベコベコしてしまういわゆるオイル缶現象(oil canning)がひどかった。

ヤレペイント最優先だけに熱間絞りもできないしホント困ったんだけど、

あまり重要ではない部分に伸びをシワ寄せしておく事に成功。




 

 
 
ウェットブラストやっといた。

自分でやったことを心底後悔している。



 

タミヤのプラモデルみたい。

一年半前に入手したGerson frames、

いわゆるKlassicfabのフレームキットを

入手しまして、こいつを組んでいこうと。

 

 

 

 
 
まぁこういうのは合わないもんだね。

スキンのダメージとフレームキット自体の寸法や形状が微妙なのも重なり、

かなりの調整が必要だった。

この時点でほぼ諦めモードに。

まぁ、どうせこのドアをゴミで捨てるならとりあえず最後までやろうと。

 

 

 

 

 

なんだかんだ一か月集中してやり続けてついに完成。

実は車が離れたところにあるので、現物合わせで作業が一切できず、

寸法だけを頼りに組み込んだ。

フレームとドアスキンはパネルボンドで接着。

ペイントに影響が出ない部分はMIGとTIGで溶接。

袋部の防錆処理もしてあるので、ボンドが外れない限りは結構もつかも。




スキンには一切溶接をしなかったので影響ゼロ。

ボロいんで影響もクソもないんだけど。

 

 

 

こへさんとこで場所借りて合格発表。

なんとか無事装着できてとても嬉しい!

Dove Blueドアの印象が強くなってしまっていたので

別の車を見ているようで新鮮だった。 



 

 

一度は諦めたトレジャーチェストドア。上出来でしょう。

ただ、加工している間にペイントがなぜか綺麗になってしまい、色がちょいミスマッチ。

これから油っ気がなくなってくれば再度カサカサになるはず、多分。

 

車の部品ってバイクと違ってかなりデカくて

場所的にも体力的にも設備的にも修理がすごい大変。

車屋さんってホントすごいなって思う。

 

一年半の戦いがやっと終わりました。 


(終)

2 comments:

kmrd said...

いつも楽しく拝見させて頂いております
器用な方ですね!
尊敬してます

gsz77 said...

kmrdさん、
褒めていただいてありがとうございます。
あなたの器用さには到底足元にも及びませんので、
このような素人工作ブログを見てくださっていただなんて
恐縮の念を圧倒的に禁じ得ません。

私もあなたのことを尊敬しておりますので、
もっと褒めていただけますようお願い申し上げます。