Tuesday, July 7, 2015

lambretta GP150(SIL)-13

ドラムとパネルのブラストが終わったので、
組んでいこうと思いました。

まずはベアリングから。
 ベアリングはNTN。イタリア車はミリ規格なので
日本人として恩恵を結構受けれるわけですよ。
 日本製の高性能部品が安く国内でいくらでも手にはいるなんて、
インチ規格のバイクばかりやってると夢のようで仕方ないっす。

トラもホイールベアリングはミリなんですけどね、うん。




ベアリングはドラムハブに2個あるんだけど、
入れる順番があるので、まずはこっち側から入れる。


 うえーい。入った。

そしたら、中にディスタンスパイプを入れて、
ドラムパネル側のベアリングを入れる。
こっち側入れる時、結構気を使う。


左右2個のベアリングの内輪の間に、
ドラムパネル側ベアリングの位置決めのディスタンスパイプがあるんだけども、
内輪同士で挟んでいるから、入れ方を間違えると
ベアリングの回りが渋くなっちゃう 。理解した?OK?

抜け防止のサークリップ。

ここも国産のオイルシールを使用。
純正だとシングルリップだと思うんだけど、
独断でダブルリップを使用。

こっちも。

そもそも、シール形のベアリングを使っているので、
オイルシールなんていらないんだけど、うちらがこの世を去って
次の世代にこのGPが渡った時に、純正通りの部品構成じゃないと
迷っちゃうでしょ?オレ超やさしくね?次世代の事まで考えてるなんて。
まさに、サステイナブルかつオーガニックでプリミティブな整備とはこの事。はぁ?

純正は開放型のベアリングなんだけどさ、
グリスとか注入とかする?しないよね?グリスニップルもないしさ、
開放型を使わなくても良いんじゃないかなぁ~?


でも、ベアリングの次に、ディスタンスカラーが入るから
カラーをオイルシールで保持させといたほうが
組む時楽かなぁと思った。

ブレーキカムのシャフトのOリングも国産のOリングに交換。
もちろん4種で回転用のOリングを使用。



シューも組んで。

はいー、はいりませーん。
ブレーキシューが厚いのかな?スキミング前提で売られてるのかな?
ピボットの芯がずれてるのかな?ブレーキシュー自体の精度が悪いのかな?
ちょーめんどくさい、こういうの!

でも確かシューのスキミング工具を見た事がある。


 めんどくさいとか言うと、めんどくさい禁止!とか言われてあの人にぶっ飛ばされるんで、
旋盤でシューをスキミング。


ガッツリ削ってやった。
ブレーキ効きすぎて煙吹いて熱でドラムが溶けると思う(ウソ)

という事は、


 リアも同じく入りませーんでした。
フロント同様旋盤でシューを削って。
ブレーキ効きすぎて煙吹いて熱でドラムが溶けると思う(ウソ)

ちなみに、このハブを外す時は、リアハブプーラーを使用。
スプラインと、最終的にテーパーで合体してるので、
プーラーが無いと外せないのでした。
プーラーはCASA Lambretta製なので無加工でなんなくクリア。


リアハブのナットはMB Development製に交換。このナットはスゴイ気がきいた部品だと思う。
ウェイビーワッシャーはSIL製。
ギザギザのナット回り止めプレートもMB Development製。
レーザーカットされて作られてるね。

 いいねぇ!どがっこいい。

フロントドラムも90%完成。
アクスルシャフトのナットはMB Development製。
ランブレッタ初心者ながらMB Development信者になりつつあります。

あとはメーターギア回りを組み込めば完成。


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