Friday, July 30, 2021

インド27

ベスパを3台輸入したこともあり、

自分のインドを輸入した年を再確認したら2017年だった。

もう4年も経ってしまった。途中サボりすぎて何も進んでいない。

急いで進めることにした。



フロントブレーキをOH開始。

当時のままごっそり現代へ。

各国を渡り歩くJourneymanならぬ

”Journeyhub”

 

 

ボロいし汚いけど、結構期待していた。

 

 

意外ときれい。

まだ当時のめっきが綺麗にのこっているし、

ベアリング類も錆も無く良い。


 
メーターギアなんかもすごいきれい。

 

ホイールのベアリングは交換

 

 

クロモリ調質鋼を削って、


 

バックプレートとベアリングの間のカラーを作製。

 


フォークリンクに接触する面が凹んで荒れているのもあって、

面同士の接触が悪いのでここは修正することに。

 

 

旋盤で最小限の切削

 

 

 

一気に両面とも削れないので、

ブレーキパネルのスタッドの面は別々に切削

 

 

ここも最小限で切削

 

 


 完成!

 

 

ところが、フォークリンク側の面とブレーキのバックプレートの面が

やっぱり写真のオレンジ色の部分しか当たらない。

アクスルナットを締めれば全面当たるんだけど、

ホイールがフォークリンクの面の角度に引っ張られてしまい

フォークに対してずいぶんと斜めになってしまう。

 

色々観察した結果、

フロントフォーク自体のアライメントが少し狂っているのと、

フォークリンクのアクスル部が少しねじれていた。

 

 フロントフォーク側を修正するのが難しいので、

フォークリンクの面をハブの面の角度に合わせる事に。

 

 

すり合わせ完了。

次は、すり合わせた面の逆の面の角度も調整。





フライスが無いので全部旋盤で加工する。

 


 

ぶんぶん回す。

 

 

完成。

 

 

 

スタッド側の面も角度を合わせて切削

 

 

やっとホイールがまっすぐにつくようになったし、

どこかに引っ張られてホイールがフォークに対して斜めに装着することもなくなった。

この先このフォークとフォークリンクは

ずっと同じ組み合わせで使わないといけない。

 

まぁでもフォークにしてもフォークリンクにしても、

同じ部品を買い直してもおそらく

どこかしらオカシイ部品がくるので

受け取った部品を加工して使うのが一番良いのではないかと思う。

 

インド0号機でも散々苦労したフロントフォーク。

今回もすごい大変だった。

 

とりあえず塗装をお願いしているので、

戻ってきたらまたうまく組めますように。

果報は寝て待て。

(続)


 

 

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